看護師の離職事情としては、家庭と仕事の両立ができなくなったという例がよく挙げられるでしょう。特に小さな子供のいる家庭は、四六時中面倒を見ていなければならないため、仕事を辞めざるをえなくなったという事が多いです。もともと子供はいなかったけれど、新たに子供ができたという場合でも離職する事もあります。家庭と仕事の両立が出来ていた人でも、大きな出来事をきっかけにして日常のサイクルが変わってしまったという事は珍しくありません。そうならないためには、自分がどういう風に仕事をしていきたいのか、どれくらい仕事を続けたいのかを考えて、先を見据えながら行動していく必要があるでしょう。
その他の離職事情としては、職場の環境の変化が例に挙がります。意外に思うかもしれませんが、仕事を始めたばかりの頃に比べて忙しくなってしまったために辞めてしまう人も少なくないです。重要な仕事を任されていくうちに想像していたよりも忙しくなってしまい、家庭と両立が出来なくなってしまったというパターンでしょう。看護師がこなすものには、責任の重い仕事が多いです。仕事が一つ増えるにしたがって、精神的な負担も増えるため、順応できずに体調を崩してしまう人が多いのです。家庭で大きな変化があるにしろ、仕事で重要な事を任されるようになるにしろ、どちらの場合でも日常生活が大きく変わってしまう事は避けられません。そういった時にうまく順応できないと、今まで問題なく仕事が出来ていた人が離職せざるを得なくなる状況になってしまうので、注意が必要です。